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2016年6月15日 (水)

林道上野大滝線

昨年5月、八丁峠から秩父鉱山に下ったとき、"未知"の林道があることに気付きました。私の情報収集がまずかっただけのことですが、この場所に県境越え道があることは嬉しい驚きでした。昨年秋に訪ねようとしたところ、崩落で通行止め。そのま冬期閉鎖期間に入り、今年5月、通れるとの情報を得た次第です。

埼玉側と群馬側のどちらから登るか。私としては、三峰口に帰って来て、サイクルトレインなり輪行なりで帰宅するパターンが好きです。でもルートを調べると、群馬側はアプローチが長い上に林道の直前で15%以上の登りが続くことが分かり断念。といって、埼玉側も私にはきつい行程です。いつもながら、ゆっくり行くことにしました。

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スタートはおなじみの三峰口駅。朝7時前に着いて車体を組み立てました。梅雨入りして1週間ほどたちますが、天気は上々です。

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雷電廿六木橋と滝沢ダム。下ったことは何度もありますが、上がるのは初めて。第一の関門といったところです。橋の部分で約50m高度を稼ぎ、さらに少し登ってダムサイトに至りました。

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ダム上から奥秩父もみじ湖を望む。利根川水系のダムの貯水率低下が問題になっていますが、荒川はどうなのでしょう。水位は少し低いように見えました。左岸の国道140号は交通量が多い上にアップダウンもあるので、右岸の狭い道路に移動しました。ダム上は歩行者と自転車のみ通行可能です。

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ダム湖が果て、中津川の本来の姿を見つつ少し進むと、右側に人家が現れます。中双里集落。これより下流の集落のいくつかは、滝沢ダム建設に伴い水没しました。それ以前、クルマで一度だけこのあたりを通っています。もっと関心を払い、その姿を記憶して置くべきでした。

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秩父鉱山、八丁峠方面への分岐点。ここで右折です。短いトンネルの手前にものものしい構造物があります。巨大な門のよう。

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分岐点は中津川と支流の神流川(群馬の神流川と同名で紛らわしい)の合流点で、地名も「出合」。神流川の谷に入ると、地形はいっそう険しさを増しました。道は壁面を削り取って無理矢理付けた風で、短く狭いトンネルが連続します。

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秩父鉱山・八丁峠への道と林道上野大滝線の分岐点。上野大滝線は左です。時刻は11時。3時間半かかってようやく本日の本当のスタート地点にたどり着きました。

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分岐点からは未舗装。しばらくは広河原沢に沿って傾斜の緩い道が続きました。

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その後、路面はこんな具合に。傾斜も増して、踏み込むと後輪が飛びます。実は、滝沢ダムのループ橋を登った後から左膝の外側が痛み始めていました。この状況でついに堪えきれず停止。長く休んでから、押したり乗ったりの繰り返しになりました。

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工事区間を経てさらに状況が悪化。ふかふかの土が敷いてあり、いよいよ漕げません。ここはずっと押しました。

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突如、新しい舗装面が出現。埼玉側はずっとダートと思っていましたが、舗装工事が進んでいるようです。未舗装の林道は貴重。でも、心底ほっとしました。ここから後はずっと舗装路で、極端にきつい傾斜もなく、淡々と高度を上げていきました。

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天丸トンネル。残念ながら県境はこれで越えます。少し手前にあった山吹トンネルのあたりが最も標高が高く約1260m。三峰口からの距離は約43km、時刻は13時ちょうどでした。

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山吹トンネルも天丸トンネルも、二車線の舗装路と歩道を備える立派な造りです。歩道は木のブロックが敷き詰められていますが、どういう訳かこんな状態に。故意によるものだとしたら許せません。

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天丸トンネルの長さは約440m。そう長くはありませんが照明設備はなくて、やはり嫌でした。出口が見えるのがせめてもの救い。

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群馬側。一気に展望が開けました。奥の稜線は、先月訪ねた御荷鉾山方面かもしれません。ここから少しの区間、緩い下りで西に移動し、西群馬の雄大な眺めを楽しむことができました。

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予定のルートは、天丸山の北で林道奥名郷線に入ります。急激な下りでした。やはり埼玉側スタートで正解。

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集落が現れると、夢から覚めたような気になります。二階に欄干のある古い木造家屋をいくつも見ました。群馬の建物の特長かもしれません。

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国道492号に合流して関東平野へ。このあとは基本的に下りで、今回の行程では単なる移動路です。でも、終点までまだ50km以上。JR高崎線の新町駅まで路線バスで輪行したという記事を読んだことがあります。それもいいかもと思いつつ、ペダルを踏みました。

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コメント

ここは、三峰口からアプローチするだけでもたいへんそうですね。
天丸トンネルは、群馬側から一度だけ通ったことがあります。記事にありますように、とても勾配のきつい箇所があったことを覚えています。山奥の林道に似合わないたいそうrなトンネルをつくって無計画なことをやっているなぁと思ったりもしました。奥まったところにある上野村の風情も印象に残りました。

投稿: ぱぱろう | 2016年6月18日 (土) 11時47分

たしかに、埼玉と群馬の"奥地"ですからたどり着くまでが大変ですね。それとあの天丸トンネルは前後の状況にまったくそぐわないほど立派でした。まさか全線あの規格の道にする訳ではないでしょう。奥秩父も上野村も魅力的です。また訪ねたいと思います。

投稿: Marten | 2016年6月18日 (土) 22時43分

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