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2016年5月17日 (火)

釜伏峠

週末に実家に行くことが多くなり、どうせ行くなら自転車に乗ろうという訳で、ちまちまと短いサイクリングをやっています。今回は小川まで輪行し、釜伏峠を越えました。

以前も引用しましたが、『秩父の峠』(大久根茂著/さきたま双書/1988)に、釜伏峠について次の一節があります。

「現在、秩父鉄道も国道一四〇号も、寄居から奥は荒川と並行して走っている。しかし、(中略)波久礼・野上間の地形は、山が荒川めがけて落ち込んでおり、かつてここが交通の難所だったことは容易に想像できる。その上、蛇行する荒川に沿った道は、峠越えに比べると大きく迂回することになる。   
こうしたことから、人も馬も多くは釜伏峠越えの道を選び、峠は日々にぎわいをみせていた。」

ルートラボにはGPSの実測データを載せましたが、標高データは誤差が大きくて、獲得票高は実際よりだいぶ多くなっているようです。いつもながらのスローペースでした。

IMG_20160514_084651西武新宿線・航空公園駅で解体。ランドナーじゃありません。新車が来たあと、古いランドナーは改装してこの姿になりました。パスハンター風のつもりです。泥よけがない(外さなくていい)とかなり楽です。

DSC05095西武新宿線・本川越駅西口。今年2月、ついにここから出入りできるようになりました。東武東上線・川越市駅まで、いままで800mあったのが半分の400mに。400mなら輪行袋のまま歩けるかも、と思って初めてやってみました。どうにか休まず到達。ここで乗り換えられると、東上線の輪行が楽になります。

IMG_20160514_093325 川越市駅。小川町駅まで行きます。いい天気です。

DSC05101 小川町駅から走行開始。県道11号で東秩父村方面に向かいます。腰越というところに古い時計台がありました。

IMG_20160514_114546東秩父村和紙の里。2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」の生産施設です。内部の撮影は禁止だそうで、外観だけ。駐車場を工事中で、警備の人に「どこから」と聞かれて「所沢からですよ」と答えたら仰天していました。小川まで輪行してきたということは関係ないようです。

DSC05112 東秩父村・大内沢集落。県道を離れて登ってきました。東秩父村は埼玉県に残されたただ一つの村。名前に反して外秩父山地の関東平野側にあります。大内沢集落も小川や寄居に下る方が楽な気がしますが、それは現代の考えであって、『秩父の峠』にあるように、峠越えで秩父と行き来することが自然であったのでしょう。

DSC05113 集落内を登り切ると、林道上ノ貝戸線に入りました。傾斜が増して10%越えに。

DSC05119 尾根まであと少し。きついです。

DSC05120 登り切ったところで県道361号に合流。標高約610mで、ここが本日の最高点です。自転車の左の斜面は登谷山への登山道のようです。ハイキングの人たちも移動で県道や林道を使うので、歩行者に注意せよとの標識が各所にありました。

DSC05123 県道361号は尾根を通って釜伏峠に下ります。峠自体の写真は撮り忘れました。峠には釜山神社の参道口があります。本殿まで行ってみました。ここからさらに北に登ると、釜伏山の頂上に至るようです。

DSC05125釜伏峠の標高は540m。県道はそこから皆野方面に下っていきますが、そちらへは行かず、風布方面に分岐する道に入りました。たいへん眺めがよいです。秩父盆地側が見えました。

DSC05126 見えているのは盆地の西、上武山地の山々。もしかしたら、左のピークは城嶺山、右の二つのコブは東御荷鉾山と西御荷鉾山では・・・。

123 帰ってから「カシミール3D」で調べると、だいたい合ってました。

IMG_20160514_135438 風布から波久礼への下りはまた急坂です。途中にある「日本水」。実際の水場はずっと上の方で、ここへ引いてきているそうです。ペットボトル一杯分の水を汲みました。以前来たときもそうだったのですが、車にポリタンクをいくつも積んで構えている人たちがいます。何となくあさましく思いました。

DSC05128 波久礼で荒川を渡り、再び少し登って円良田湖へ。ここを越えると実家まであと少しです。

DSC05135美里町の横関酒造。 ルートの途中なので寄ってみました。

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コメント

俗化した高原牧場と違って北の釜伏峠あたりは、おっしゃるように昔の街道の面影が残っているようですね。
だいぶ前になりますが、サイクリングを再開した頃、荒川から風布あたりの細道に迷い込んで、犬にほえられて心細い思いをしたことを思い出しました。

投稿: ぱぱろう | 2016年5月19日 (木) 22時20分

ぱぱろうさん、秩父高原牧場はポピーが見頃のようでしたが、時間がなかったので寄りませんでした。外秩父も釜伏峠あたりの最北部になると、人が少なく自転車にもあまり会いませんね。私は熊谷出身なので、秩父方面というとまず寄居から風布あたりが最初の山でした。自転車で訪ねるのはつい最近のことですが。

投稿: Marten | 2016年5月20日 (金) 16時26分

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