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2016年1月

2016年1月26日 (火)

瑞穂・福生ポタリング

18日未明から降った雪で暖冬の風景は一変しました。道路の雪は2、3日で消えたものの、山間部のサイクリングは難しくなったと思います。昨年はこの時期に奥秩父と外秩父を訪ねました。雪道も押して歩けばどうにかなりましたが、装備の不足を思い知ったので、それらを整えるまでは行く気になりません。週末、たまに近場を巡ることとしました。

天気はよくありません。また南岸低気圧が接近していて夕方から雪の予報です。それまでに帰ることとし、新所沢、小手指を経由して狭山丘陵へ。家を出た午前9時の気温は2℃。冷えますが風がないので楽でした。

狭山丘陵の西端部に、丘陵を南北に貫く道路があります。住所が瑞穂町高根なので、「高根の切通し」と私が勝手に呼んでいる道です。ここを北から登るのが一苦労。高低差は40mくらいなのですが、長い直線でうんざりします。

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狭山丘陵は南北4km、東西11kmの細長い形で、西に行くほど高くなっています。といっても、一番高いところで194m、その場所が高根の切通しのすぐ西にあります。でも周りが木々に囲まれていて展望はききません。眺めがいいのは切通しの東にある六道山公園の展望台。この日も寄ってみました。

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大気が澄んでいれば、関東山地の山々を一望できます。もちろん富士山も。残念ながら写真のような具合でした。

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ここに来るときは狭山湖外周道路と六道山公園の遊歩道を使うことが多いのですが、今回はパス。凍結はもとより泥濘がドロドロになっているに違いないです。実は、車体が新しくなりました。フレームの色がまったく同じなのは家族にバレないようにするため。それは冗談として、早々に泥だらけになるのは嫌でした。

展望台から切通しに引き返し、そのまま南側へ。いったん下りきってから瑞穂ビューパークに上がりました。敷地内にあるスカイホールの展望スペースも眺めがよいです。が、雪で閉鎖。それでもビューパーク自体が高台にあるので、それなりに見えます。横田基地に米軍のステルス戦闘機が飛来しているとニュースでやってましたが、それは見えず。滑走路の北端を巨大な輸送機が移動しているところでした。

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さて。ポタリングといいつつ、今回は密かな「目的」があります。福生の二つの酒蔵を訪ねること。そのあたりの情報はしっかり調べてきました。

まずは田村酒造場。福生駅(JR青梅線)の西、玉川上水のほとりに広い敷地と立派な建物群がありました。客向けにはショールームがあるだけで、買うときは事務所に行く必要があります。300mlの純米酒を2種類頼みました。窓口から広い事務所が見えましたが、土曜日のせいかガラガラ。応対した若い女子社員がとても丁寧で印象的でした。

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獲物をフロントバッグに詰めていると後ろから声が。「クラシックな自転車ですごくいいですね」。振り向くと、私と年格好が同じくらいの従業員らしき人が立っていました。自転車のことはよく知らないけどそう思ったとのこと。ちょっと嬉しくなりました。

次は石川酒造。田村酒造から3.5kmほど南にあります。多摩川に近いので、多摩川自転車道を通って移動しました。写真は福生南公園付近の多摩川。上流を見ています。予報に反して天気が良くなり、気温も少し上がりました。石川酒造はこのすぐ東にあります。

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石川酒造もまた立派な酒蔵です。こちらは販売店の他に、そば・和食の店と地ビールのレストランがあり、外国人の団体などもいてかなり賑わっていました。ちょっとした娯楽施設のようです。ちょうど昼過ぎだったのでそばでも食べようかと思ったら、予約で埋まっていて諦めました。ここでは純米酒を2本と地ビールを1本調達。

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フロントバッグはこんな具合。どちらの酒蔵も300ml瓶があって助かりました。実のところ、酒の種類は全然詳しくありません。お恥ずかしい限りですが、並べてみたのがもう一枚の写真。右2本が田村酒造、左3本が石川酒造の製品です。

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福生に立派な酒蔵が二軒もあるのは、やはり水が豊かだからでしょう。どちらも多摩川沿いに構えています。もちろん多摩川から取水するのではなく、扇状地の伏流水をくみ上げているとのこと。「秩父奥多摩伏流水」というそうです。

時刻は午後1時前。やはり天気が怪しくなってきました。あとは寄り道せず帰ります。でも、昭島、立川など中央線沿いの地域は土地勘がありません。かなり大回りました。玉川上水まで来ると地図なしで大丈夫。砂川付近の玉川上水は側道が未舗装で周囲も雑木林、冬枯れの雰囲気も好きです。

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東大和で再び狭山丘陵に登り、多摩湖外周道路に入って多摩湖堤へ。最後にちょっとだけ休憩。湖面をぼんやり見ていると、猛禽が一羽急降下しました。オオタカか!と思いましたが、羽の模様からするとトビのようです。

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午後4時前に帰宅。緩い一日でした。

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2016年1月 3日 (日)

ヤビツ峠

昨年暮れの12月29日、高尾から南下して相模湾に至りました。いつも帰りの時間が気になって追い立てられる感じなのですが、今回はそういう心配なしの計画です。

JR武蔵野線新秋津駅で始発に乗り高尾方面へ。乗ってから調べると西八王子駅前に松屋があることを知り、そこで下車。降りたら24時間営業のデニーズもあったので、ランドナーを組み立ててから入りました。秩父方面だと下車駅で食料を調達することはほぼ望めません。しっかり腹ごしらえして、7時半ころスタートしました。

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まず、国道20号(甲州街道)で大垂水峠に向かいます。京王線の高尾山口駅を過ぎるとすぐに山間の登りになりましたが、きついところはないまま峠に至りました。国道のありふれた切通しです。

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相模湖側に少し下ったところで急に視界が開けました。時刻は8時過ぎ。ちょうど朝日が射して陰影がよい感じです。気温は1℃以下。大気が澄んでいました。

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相模湖までは下らず、途中の住宅地を抜けて相模川を渡り、宮ケ瀬湖に向かいました。大垂水峠を含めてこの先は初めてです。神奈川県であることが頭では分かっていてもどうもしっくりきません。大垂水峠の向こうは甲州と勝手に思っていたものですから。

宮ケ瀬湖は10時到着。時間のせいか年末のためか、湖畔の土産物店はみな閉まっていました。想像していたよりずっと開けたところです。

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しかし、県道70号に入ると状況は一変。道は狭くなり、連続した登りとなりました。目指すヤビツ峠まで約20km。外秩父の峠道を思うとかなり奥深い印象です。

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実際、そうでした。行けども行けども道が沢から離れません。だいぶ沢より高くなったかと思うと、沢が高度を上げてまた道のすぐ脇に現れます。そんなことを繰り返して、沢音が消えたのは峠のほんの3kmほど手前でした。

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ヤビツ峠。標高761m。到着は13時ちょうどでほぼ予定どおりです。眺望はありません。登山客とロードバイクの人々でにぎわっていました。登山をする友人から、ヤビツ峠の名は何度も聞いています。秦野からバスで来て大山や塔ノ岳に登るとのことで、登山の人々にとってはいわばここがスタート地点。でも私にとっては本日最大の目標点です。

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終わりの時間の心配がないと書きましたが、少し気になってきました。これから林道表丹沢線を通って秦野市街に下り、渋沢丘陵を経て海岸線に至る予定です。帰りの列車に乗るのは何時でもかまいませんが、日没前に走り終えたいと思いました。

ヤビツ峠の南側を「表ヤビツ」、北側を「裏ヤビツ」ということをつい最近知りました。自分中心で考えているので、埼玉から向かうのは「裏」なんだと妙に意外な気持ちで覚えた次第です。少し下るとにわかに展望が開けて思わずブレーキをかけました。山と平地と海が同時に見える!! これが「表ヤビツ」か。まさにその名にふさわしいと思いました。

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林道表丹沢線。ここから先のルートはIさんが公開されたものです。自分では到底見つけられないし、GPS地図にルートを収めていなかったらたどることすらできなかったと思います。表丹沢林道はほぼ等高線に沿って付けられていて、ゆっくりと下界の大展望を楽しみました。西の海岸近くに見える小島は江の島、南の大きな島影は伊豆大島と思います。そして三浦半島、房総半島、伊豆半島も。埼玉県人にはたいへん新鮮でした。

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ルートは表丹沢林道を途中で離れて、渋沢方面に下ります。その傾斜の凄いこと。ブレーキで疲労困憊しました。県道70号も秦野側は10%越えと聞きます。「裏ヤビツ」は一部きついところがありましたが、総じて長く緩い登りです。「表」とは対照的。その急峻さが景色の素晴らしさにつながるのでしょうが、秦野の自転車乗りは大変だろうと思いました。

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市街地に下ったあと、生活道路の複雑な分岐をいくつも経て、再び登りになりました。道は激しくアップダウンを繰り返します。渋沢丘陵は想像と違っていました。住宅地と山林と畑が入り組み、細い道があちこちに分かれて通じています。その傾斜が並みでありません。本日初めて押して登り、下りもブレーキが怖くて歩きました。

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高台から来し方を一望。秦野の市街地が夕日に輝き、その外れから表丹沢の山塊がいきなり立ち上がっている感じです。中腹に表丹沢林道と思われるガードレールも見えました。

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さて。あとは海岸に下るだけ。少し前、GPSマップの電源が切れて予定のルートを見られなくなりました。当てずっぽうに下る方向に進みます。16時過ぎ、国府津駅の東で国道1号に出ました。そのまま右折して国府津へ。少し高くなったところで海が見えました。

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せっかくだから浜に降りられないだろうか・・・。住宅地の細い道に入って進むと、堤防の縁に出ました。目の前に西湘バイパス。堤防の外側に橋脚が立っています。その下を通って浜に通じる階段がありました。ランドナーとともに自撮りしたいところですが、欲張るのはいけません。日没にかろうじて間に合いました。

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国府津駅では1時間の余裕。17時56分発の湘南新宿ライン籠原行きに乗りました。今日は帰りの列車を調べていません。駅弁を買ってグリーン車に。池袋まで直通、乗り換えは一度だけで所沢に帰れます。

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普通列車グリーン車はデッキも座席後部も狭くて、輪行袋を置くのは微妙ですが、幸い 乗客は疎らでした。

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